昭和の激動(5)

由良、衣奈、白崎合併    町章、町歌、民謡決まる
入賞者の表彰式
 そのひとつに、由良港に貯木場を設置し、大規模な木材集散地とする計画が具体化していた。当時、御坊方面に供給される北海材は一年に約十万石に上がっていたが、これが貯木場を由良港内に設け、鉄道によって御坊方面に輸送することとなれば木材運搬貨物船が入港する度に由良村に落ちてくる金のみでも莫大な額に上る見込みであった。同時に白崎村にも提携運動をすすめようとしていた。

次に、この貯木場設置運動に関連して、年来の懸案である由良白崎両村の合併問題も当時実現化していた。この問題は最初衣奈も加えて、三村合併問題として提議されていたが、衣奈はまだ気乗りうすく、地理的条件もあって由良と白崎両村のみ合併問題として、県の関係課からもしばしば来由し、両村協議会を開いたりして準備交渉を重ね、合併は時間の問題とされていた。ところが戦争がはげしくなるに従い、その話もいつの間にか消え、けっきょく昭和三十年(一九五五年)一月、由良・衣奈・白崎が合併することとなった。

進む  戻る


由良町探訪トップページ